2009年07月10日

歌舞伎鑑賞 7月8日

 この日は全クラスで国立劇場へ歌舞伎鑑賞教室に出かけました。今回は「矢の根」と「藤娘」です。

 まず、「歌舞伎のみかた」で、花道、スッポン(せり)、回り舞台の等の説明があり、続いて「矢の根」。休憩を挟んで「藤娘」を鑑賞しました。藤娘では真っ暗な場内が一転、ぱっと明るくなる幕開きで、「オオー」の歓声が。周りの学生たちは口々に「きれい〜」を発していました。

歌舞伎鑑賞1.JPG

歌舞伎鑑賞2.JPG

終了後出口で。上級の学生を中心に。

HM
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2009年07月09日

「買う系」

 先日関西在住の知人からメールが来ました。彼は大学院に通いながら日本語教師と日本語教師養成講座の講師をしています。以下内容を引用します。
 
養成講座で聞いた話で、こんなんありました。現役大学生(男)の受講生が事務所においてある(誰でも見れるように陳列してある)月刊日本語やその他の雑誌類を見て、事務員に質問してきました。「これ、買う系ですか?」。翌日この話が職員・講師陣に光速でひろまったのは言うまでもありません。

 
「買う系」ね。「〜系」に関しては僕らのジェネレーション(五十路になったばかり)では、複合名詞の語尾の部分(拘束形態素)として認識していると思われます。使用法は以下のようなもの。

 A「○○さんて、どんな感じの人?」
 B「んー。猫系。」

こんな使い方ですが、「買う系ですか」までいくと、もうこれは「形式名詞」ですか。はあ。

TLCの若い先生この話をにしたら「友達から聞いちゃった系」というのも出てきました。

 「よさげ」の「げ」もそうですが、古いものでも、新しいものでも「〜よう/そう/みたい/風/らしい/ぽい」などの「様態/比況」や「カテゴリー分け」を表す標識が日本語には多い気がします。

HM
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2009年07月03日

最近の傾向

 本日午前中は7月新入生のプレイスメントテストでした。テストを待っている学生達と少し話をしましたが、「いつも日本語のアニメを見ているから、聞くほうが楽です。さっきの先生同士の会話の内容はだいたいわかります。でも、国では話す相手がいないから、話すのがまだ下手です。」と中国からきた新入生が言っていました。筆記テストはそんなにできていませんでした。
 中国の学生は昔は反対だったんですよね。読み書きは得意だけど、聞き取りが苦手。もちろん話すのもできないという人が多かったんですが、いまや反対です。
 この20年間で中国の社会がいかに変わったかということでしょう。人ももの(アニメや漫画も)も日本からどんどん入ってきたということなのでしょう。

HM
posted by 日本語教師 at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本語教師のつぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

420時間修了しました

 先月末で日本語教師養成講座受講生のNさんが420時間の課程を無事修了されました。今月からTLCの教壇に立ちます。

2009年6月修了.JPG

最初は授業準備にものすごく時間がかかったり、慣れない教室活動に手間取ったりと、とにかく大変だけど、がんばってください。

みんな初めは「新米教師」です。

HM
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2009年06月30日

ベトナム便り11

 さて、また「結婚披露宴の話」ですが今日で最後です。
 披露宴では、円卓で、好きな席に座り見知らぬベトナム人と相席になることは100%、相席になったベトナム人が日本語が話せる確立はほぼ0に近い確率です。
 開宴時間が、必ず30分〜1時間は遅れるので、待つ間に相席となったベトナム人と軽く談話できるくらいのベトナム語が話せた方が良いといつも思います。片言で覚えたベ日本人のべトナム語はまず通じませんが、日本人が話すベトナム語の響きは彼らにとって抱腹絶倒するものらしく、ベトナム語に自信がない人は食べ物の名前などを発音してみて連想してもらうなど「連想ゲーム」でその場をしのぐことができます。ただ、これも30分が限度でしょう。後は、ひたすら早く会が始まってくれるのを祈るのみです。

開宴待ち.JPG

 必ず30分から1時間遅れたあとで、やっと披露宴が始まります。
多少順番が前後することがありますが、だいたい以下のような感じで時間が経っていきます。
@司会者前説(司会者自ら歌ったり踊ったりする。司会者はプロで新郎新婦とは縁もゆかりもないらしい。)

リズミカルな司会者.JPG

A新郎新婦入場(料理が運び出され始める)
B新郎新婦父親挨拶
C関係者祝辞
Dシャンパンタワーとシャンパンの儀式(新郎新婦、腕をからませてお互いに飲ませ合う。)

シャンパンの儀式.JPG

E全員で乾杯。酒類は氷入りのビールのみ。(その後不定期に何度も乾杯。乾杯したら飲み干すのがマナー。)
F参列者のカラオケを聞きながらひたすら食べる、飲む。(音響のせいで歓談不可能だが、ベトナム語が話せない人にとっては好都合。)カラオケは立候補制で時間がある限り歌えるらしい。この間、新郎新婦は各テーブルを回り写真撮影。

記念撮影.JPG

G果物が出たら、閉会の辞もなく拍手で新郎新婦を送り出すことなく30分から1時間遅れで始まった披露宴もお開きとなり、お酒をたくさん飲んでいてももちろん皆バイクで帰る。

日本と大きく違う点は、新郎新婦の影が薄いことでしょうか。高砂席のようなものも用意されていたためしがありません。新郎新婦が注目されるのは新郎新婦入場時と各テーブルでの写真撮影の時だけですが、いくら影が薄くても結婚する2人にとっては特別な日になるに違いありません。日本製の物差しで2人の幸せ度は測ってはいけませんね、とこう言っている間にまた、招待状をもらいました。

HH

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2009年06月29日

相原先生の公開講座(第二回)

 日本における中国語教育の第一人者でいらっしゃる相原茂先生の公開講座が6月27日(土)に、前回と同じく早稲田速記医療福祉専門学校(東京高田馬場)にて行われました。

相原先生アクセント.JPG

 タイトルはTLC東京ランゲージセンター公開講座「日本語と中国語・・そのことばと文化」の第二回として、「日本語と中国語 発想のズレを中心に」です。

相原先生指示.JPG

 前回は日中の文化の違いがテーマでしたが、今回は「ことば」の構造の違い、そしてそれが発想の違いと、どう関わってくるかということがテーマでした。

相原先生擬態語.JPG

 中国語の基本構造と日本語の基本構造との違いに講義のポイントが置かれ、中国語を母語とする日本語学習者がどういった誤用を起こしやすいかが簡潔に理解できるお話でした。日本語を教えている参加者には非常に役立つ講義内容だったのではないかと思います。

相原先生前方.JPG

 今回も、前回にも増して多くの方が参加され、大盛況でした。次回(第三回)は「こんなにちがう 日中漢字の話」9月後半開講の予定です。
HM
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2009年06月23日

日本語教育能力検定試験対策講座-音声(調音法、調音点等)

 聴解試験には学習者の「間違った発音」の問題点として、調音法、調音点などの特徴を指摘する問題があります。

たとえば本来「たくさん勉強た」と発音すべき箇所を「すぃすぃた」のように発音した場合、「し」と「すぃ」は母音は同じですが、「し」の子音は無声歯茎硬口蓋摩擦音、「すぃ」の子音は無声歯茎摩擦音なので、「調音点が違う」というのが答えになります。

しかし、自分で書いていても、ずいぶん「すごい」用語だと思います。無声歯茎硬口蓋摩擦音(むせい−しけいこうこうがい−まさつおん)ですからね。こんな単語、一生知らないまま死んでいく人がほとんどでしょう。ただし、日本語教師を目指すのであれば、やっぱり必要だと思います。

何でもそうですが、「理論」は必要です。なぜ必要かというと、理論を知らないで何かの道に進んだ場合、技術の習得までの時間が非経済的になるからです。(そういった意味で「必要」なのであって、理論の理解はその道の「目的」ではありません。その辺を誤解している人もたまにいますが・・・)

というわけで、上記の学生の発音を直すためには「舌の位置」を変えさせる必要があるということが、上記の問題で得点できる人は瞬時にわかるわけです。

専門用語が並んでいる表を見ただけで嫌になるという人も多いようですが、中途半端なままで、試験に臨んでも得点は伸びません。

実際の音、国際音声記号、調音点、調音法、口腔断面図などすべてがリンクできていれば、すぐ正解がわかります。

受験される方、しっかり覚えましょう。がんばってください。

HM
posted by 日本語教師 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | TLC学校日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

群れ

 今朝起きて、ドアを開け、オープンスペース(3階)で一服していると、頭上から「ぶわっ」という風圧が。「うわっ何だ?」と空を見上げると、鳥(何という鳥かわからない)の群れが飛行機の両翼のような形で飛び去って行きました。

 たぶん一羽では、こんな風圧は感じることができないでしょう。群れになると、何か別の巨大な生物みたいです。

 そこで、思い出したのが英語の「群詞」。a school of fish とか a flock of birds とか a pride of lions というように、特定の生物の群れや特定の人間集団などを表すことばです。「魚の学校」というような感じのことばなんでしょうか。

 確かに魚や鳥、羊などの群れは、遠くから見るとそれ自体が一つの生命体のように見えます。

 今朝は一服しながら、こんなことを考えていました。

 HM
posted by 日本語教師 at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

日本語教育能力検定試験対策講座-音声アクセント攻略

検定の聴解試験問題1は録音された音声を聞いて、問題用紙の指定された語や句のアクセントの型を選ぶ問題です。
 かつては現実には存在しない単語(たとえば「えんつあかえび」とか・・・爆笑!)のアクセントの型を選ぶ問題などありましたが、最近は現実に存在する単語や句の型を選ぶ問題になりました。ただ、その型が現代標準アクセントとは限らないので、見たことも聞いたこともない架空の単語のアクセントを聞きとるより大変です。普段慣れ親しんだ単語が違うアクセントで出てくると、戸惑いますから。

−−−−−まが−−−あ−−−  
例− Aあた−−−− B−たまが     

−−−−たまが−−−−た−が
−− Cあ−−−−− Dあ−ま−
 
答え a(実際に聞こえてくる型)

 このタイプの問題は漠然と聞いていてもだめです。過去問を見て、実際に書かれたとおり発音する練習をしましょう。慣れてきてどんな型でも発音できるようになれば、百発百中です。

 まずは拍数の少ないものから始めて、だんだん長い拍数に挑戦しましょう。

3拍だったら以下のように。

−−−−−−−たま−−−−−ま
Aあたま−−Bあ−−−−Cあた−

この三つは「アクセントの滝(落ちるところ)」がありません。

−あ↓−−−−あた↓−−−−−た↓
D−たま−− E−−ま−−F あ−ま

(ちなみにFは標準アクセント)

「↓」のところが「滝」です。

−あ↓ま
G−た−  

こんなのもあります。全部できましたか?
最初は「滝」の有無に意識して、練習するといいと思います。「どこで落ちるか」ですね。その次はあがるところです。ちなみに標準アクセントが「母語」の人は第1拍以降同じ高さが続く型は違和感があると思いますが、がんばってみてください。(標準アクセントは必ず一拍目と二拍目の高さが違いますからね)

HM



posted by 日本語教師 at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | TLC学校日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

初めて実際に聞きました!

 「とても、すごく」という意味を表す接頭辞は新陳代謝が激しく、以前のものはすぐに古くなって、新しいものに取って代わられますね。私など、実際には聞いたことがないうちに、もう廃れていたりします。
 先日、初めて聞きました。夜10時前ごろ道を歩いていると、西武球場帰りの20代とおぼしき男性3人が試合のことを話していて、中の一人が言ったのです。「ブラゼルのバックスイングはオニはええ(速い)なあ」・・・「オニ」の次は何が飛び出してくるでしょう。(EA)
posted by 日本語教師 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする